お金が原因で絶交する羽目に

高校生の頃から、頻繁にライブに行くほど大好きだったバンドがいました。
ライブには、同じ学校に通っていた友人Aと一緒に行っていました。

私の両親はこういうサブカル系に対する偏見が強く、追っかけも反対されていました。
「どうしても行きたいなら、自分でバイトして稼げ」と言われ、それまで毎月5000円貰っていたお小遣いをなくされてしまったのです。
止むを得ず、部活を辞めてコンビニでバイトして自分のお小遣いを工面していました。

一方Aのご両親は寛大で、ライブのチケット代や交通費に加え、多少のお小遣いまで貰っていました。
正直、かなり羨ましかったです。
ところが、グッズを買い込み過ぎて帰りの電車賃が足りなくなり、私が貸す事も度々ありました。
最初は何とも思っていませんでしたが、次第に呆れるようになり、やがて怒りがこみ上げてきました。
こっちは必死でバイトしてこつこつ貯めたお金でライブに来てるのに、親にたかった挙句「お金貸して」と平気で言ってくるAが疎ましくなってきたのです。

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「切符、片道じゃなくて往復で買ったら?」とアドバイスしましたが、Aは「うん……」とそっけない返事でかわし、その後も同じ事の繰り返し。
ついには、貸したお金がなかなか戻ってこなくなったので、怒りが頂点に達した私は「こっちもお金に困ってるの、いい加減返して」と直接言いました。
すると、「それくらいおごってよ!あんたがそこまでケチだなんてショックだわ」と逆ギレされてしまったのです。
ショックなのはこっちなんですけど!

この時居合わせた別の友人が、その状況を学年主任に伝えてくれました。
Aは指導対象となり、翌日にそれまで貸していた約3万円をしぶしぶ返してきました。
さらに、ご両親にこっぴどく叱られたようで、ライブ通いを禁止されてしまったというのです。
「趣味を奪われた」などとグチグチ言われましたが、私からしてみれば「悪いのはそっちだよね」としか思いませんでした。

結局、それが原因でAとは完全に仲違い、全く関わる事がないまま高校を卒業しました。
もう10年近く経っていますが、今でもあの金銭感覚のままだとしたら怖すぎます。